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DJであり作曲家の人のブログです。DTMの事を書いたり、イベント告知したりします。友達は大切にしような。

ギ!ミッシェルガン・ヒルアンドン

音楽の長く続く連綿とした連なりを意識したい、という話

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現在、音楽制作中。ちょうど「自分は音楽家であり作家である」という事を再確認したかった時期でもあって制作への機運が高まっている時期になってきています。

ただ、どんな音楽を作りたいか?というのは漠然としていました。自分で言うのもなんなんですが、出来る事が増えてくると、何をやろうか?何をしたら1番熱くなれるか?ってところで迷っちゃうんですね。なんとなーく、ゴロッと自分の中に何かがあるのはわかってるんですが、なかなか捕まえきれない。

そんな時だったんですけど、こないだ自分のDJツールな曲を久し振りに現場でプレイしてみたら、結構手応えがあったんですね。自分で聴くのも久し振りだったので新鮮にとらえられたし「あ、いいんじゃないかな?これを進めてみたらいいんじゃないかな?」と言う判断が出来た。

そこで、自分のDJプレイに思ったような彩りを少しだけでも加えられるよう、イメージ通りの曲を作っておきたいと思うようになったのが、ここ数日のこと。知り合った友人との会話にも助けられました。コンピやろうとか、これまで過去に友人からずっと「やった方がいいよ」と言われながらやり方がわからないでいた事とか。

ともかく、色んな事がモチベーションになっています。

で、制作を始めると僕はヒントが欲しくなるタイプです(笑)パクりとかいうのではなくて、なんとなく創作を喚起してくれるようなものを見聞きしたくなります。

それで、なんでだかなんとなーく、久し振りにコレを見てみたんです。

有名な単純な4つの音「ジュピター音型」と呼ばれるものから始まるやつです。

いやまあ、これはとんでもないものですよ(笑)参考にすらならなかったwwww

僕は特に音楽教育を受けてるわけではないので、トンチンカンな事を言ってるかもですが、この曲はその当時までの技法の総決算のひとつと言ってもいいんではないかな?ってやつなんだろうと思います。

モーツァルトさんは人生の大半を旅に費やして、就職はあんまりしなかった(笑)その代わり旅の中で色んなものを見聞きしました。マリーアントワネットに求婚もしたし、失恋もしました。失恋は旅の後かな?

この人、音楽家としての生き方改革はしたと思うんですけど、多分、音楽的な革新をした人ではないと思うんですよね。どうなんすかね。ただし、その代わり「その当時のヨーロッパ音楽の全ジャンルをほとんど網羅して高速に大量に曲を書き散らかした」って言うなんとも言えないヤバさがあると思います。しかもそれらが大体カッコいいという。なんでカッコいいんだか理由がさっぱりわからんのですが。

当時の流行を追って「まるでサリエリのパクり」みたいなのやると、どういうわけだか、それよりカッコよくなっちゃったり。本当にわけわからんのです。(サリエリ再評価の機運もちょっと前にあったから、演奏機会も録音あるし聞いてみるといいお。すごくいい人だし)。

そんなもんだから、極端に偏った言い方を許してもらえるなら「古典派ってモーツァルトの事」ぐらいに言っちゃってもいいのかなあ?なんて思えるヤバい人なんだろうと思います。かなり乱暴な意見ですが。

そんなモーツァルトさんに、憧れたっぽい人の中にベートーベンさんがいますけど、この人、交響曲の分野で果敢に実験めいた事を開始し始めちゃった。そしてなんだか後世の音楽家はベートーベンさんに大体何かしらの影響を受けちゃってるようです。なーんか影響デカイ。

ベートーベンさんの事が大好きだった人の中にはワーグナーという、これまた困った人がいて。

この人、調性崩壊だの無限旋律だの、わけわからん実験を開始します。これは当時大変にショッキングな出来事だったようで、同世代の音楽家は「どうやってコイツに対抗しようか?」と思ったらしい。特になんでだかフランス人がそう思ったらしい。

ヤベェ、とか思っちゃった人の中にサン=サーンスと言う人がいます。ちょっと頭おかしいくらい「ヤベェ」ってなってます。

この人の友達にガブリエルフォーレと言う人がいます。この人、あんまりややこしい音楽を作るタイプの人ではなかったんですが、やはり影響は受けたんじゃないすかね。それでもなんというかこうー、次世代に何かを引き継いだ感はなんとなくあるです。教育者でもありますた。

フォーレさんの弟子にはブーランジュ姉妹という人たちがいて、妹のリリは身体が弱くって早逝しちゃったんですが、なんとも異様な才気を放つ人でしてね。お姉さんのナディアもまた作曲家だったんだけど筆を自ら折っちゃう。サポートに回っちゃう。

ナディアのもいいんだけどな。演奏の機会もあるらしく、録音を聴いた事があるんですが、なんか快活で良かったような記憶があります。師匠のフォーレさんも作曲やめたの惜しんだくらいらしいです。

ナディアさんは、その後、教育者としての道を邁進する事になるんですが、この人に学んだ人の中にはどういうわけかクインシージョーンズがいるそうです。クインシー、50年代くらいにパリで音楽の勉強してるのね。

クインシーがやった事はもう誰だって知ってる。ある意味、今年のブルーノマーズ、グラミー6冠までに繋がる話だろうと思います。

面白いもんですよね。かなり主観的に恣意的に乱暴な感じではしょりながら話を進めましたが、音楽というのは連綿と続く歴史そのものだという事を痛感させられます。

あのたった4つの音で出来た簡単なメロディから音楽は随分と遠くまでやってきたよなあ、なんてしみじみ思ったり。

どんな形であれ、音楽をやるという事ってのは「この連綿と続く流れに乗っていく事」だと思っています。運と才能があれば名前も残るのでしょう。少なくとも僕はどんな音楽をやるにしても、そんな意識は持ってた方が楽しいんじゃないかな?って思ってます。

この書き方だと「モーツァルトから始まった」みたいな感じになってしまいますが、本当はそうではなくてもう少し前の話が。

モーツァルトさん、旅の途中で「当時は一部のマニア向け」だったバッハさんの楽譜に目を通す機会があったようです。音楽の父とか言われちゃうバッハさんです。

でも、しばらくの間、この人の事を誰も知りませんでしたwwww

なんかの有名な曲なんかは市場の紙袋になっちゃってたという伝説めいた話すらあるらしい。人から聞いた話だけど。マニアが見つけて慌ててその市場の紙袋全部買い占めたとか。それくらいマニアしか知らない人でした。毎週毎週ミサのために音楽を作り続けました。

そのバッハさんのスコアを旅先で目を通したモーツァルトさんは「我々はここから学ぶべきものが沢山ある!」みたいな事を口走ったとか、そうでないとか。実話ならこの人の性格からすると結構珍しい事かもしんない。

ともかく音楽にはロマンがある。とても楽しい。ここで書いたストーリーは随分と乱暴で恣意的ですがもっといろんな歴史もストーリーもある。

自分も及ばずながら、末席ながらその流れの中に身を置いている。そう思いたいものです。

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