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DJであり作曲家の人のブログです。DTMの事を書いたり、イベント告知したりします。友達は大切にしような。

ギ!ミッシェルガン・ヒルアンドン

311の記憶と今考えている事を書いてみようか

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これまでは、なんとなく話したり書いたりしてこなかったけれど「もう時効かな?」という気がするので、ここに残しておこうと思うのだけれど、311のその日、その頃、僕はサウンドにまつわる仕事をしていて、その現場に向かう最中のタクシーの中でものすごい振動に見舞われたのでした。

六本木の裏道のビルからはたくさんの人がヘルメットをかぶって避難しているし、ラジオからは「慌てずにゆっくり避難してください」というのが繰り返し流れていて。このアナウンスは常道だと思うし正しいと思うけれど、後から思うと「この人、今はどんな気持ちなんだろうか?」ってけっこう辛い気持ちになったりする。

なんとか現場に到着してTVをつけてみると被災地のひどい状況が放送されていて。当然その日の作業は中止。そんな状況ではなくなってしまいました。

この体験は結構強烈で、直接自分の仕事とは全然関係ないのだけれど「音楽の無力さ」を強く感じてしまったことでもありました。なんにもできないんだな、って。翌々日には曲をアップしたりしてるんだけど自分が安心したいだけだったりして。もちろん音楽に救われた瞬間はいくつかあるんだけど「それでもなんにもできないんだな」って。

けれども、何度目かの311を迎えた今は「音楽って何かができるんだな」っていうのを強く感じています。それは、ここしばらくの間に知り合ったみんなのおかげだし、フラッとお店によってくれたお客さんのおかげなんです。音楽は何かができるんだな、って今は強く思っています。

そんな日が何事もなくずっと続くといいな、そう思っています。

だから・・・ムカつく事が昔っから多いけれど、僕はこの国土が大好きです。そうでなければ出会えなかったであろう人々がいるからです。この国に生まれて本当に良かったと思うのです。まだまだ僕らは震災から立ち直れていなくて問題は山積で国力も停滞気味なんだけれど。話し外れちゃうけれど、国力が停滞するとナチみたいなのが増えてくる歴史というのを僕らは知っているから、本当にムカつく事も増えてきてはいるんだけど(笑)それは人のなす事だから。

そんな事関係なく、僕が素敵な人たちに囲まれるきっかけになったこの国土に生まれたことを嬉しく思っていて、それは僕の誇りでもあります。誇りなのです。世界はどこまでも広がっていて、どこへでも繋がれるんだけれど、僕は今繋がったみんなと何かできていることをとても誇らしく思っています。この国土のおかげなのです。

「何回目の311」という言い方はしたくないなと思っていて、まだ僕らは全然立ち直れていないし、まだまだ傷を消しきれていない被災地の方もいるし。もちろん明るく暮らしている人たちもいるけれど。

いつ、どこでも「あんな事」が起こっても不思議ではない国土だけれど、僕はここが大好きで、ここがあるからどこにでも行けるんだ、って。

そんな事を考えながら、不幸のあった皆様には、同胞として謹んで哀悼の意をここに述べたいと思います。どうか、穏やかな1日、明日、明後日でありますように。

 

 

-ギ!ミッシェルガン・ヒルアンドン

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