今日はこの映画を見に行ってきました。
映画って言うのは基本的に90〜120分くらいイスに縛り付けられて見るもんだと思うので、爽快感とか解決感とか。どんなに間をはしょってもいいので解りやすい解決が無いとキツいもんだと思うんですが…
この映画はそういうのが無いタイプです。そっちのタイプの映画。
演出としての編集手法で「ちょっとしたアハ体験」は出来るのですが、全部見てもモヤモヤ感が残ったまんま。
それだけに「何をテーマとするか?」は見てる人に委ねられているので感想とかは人それぞれになってしまうと思うんですが、確実にメッセージのある映画だったと思います。
R指定の映画でもあるし、割とヘヴィな死生観みたいなものまで感じさせてしまいますから、色んな意味で「オススメしづらい映画」だったりするんですが、余力があったら見たら良いんじゃない?って思いました。
個人的な感想としては…
メッセージはヘヴィ、バイオレンスも結構あるけれども、そこら辺は全然許容範囲内でした。
全ての殺しの動機があまりにもクズすぎるので普通だったらそこで、禍々しい感じを受けるのですけども…俳優陣の芝居がね!もう最高なんですよ!顔をしかめながら引き込まれちゃう!オレは何よりもそこだったな!キャスティング最高!
もちろんストーリーとか設定ありきですから、キャスティングも含めたディレクションに敬意を表したいですね。素晴らしくエンターテインメントしてました。やっぱりね、奇跡的な噛み合わせとかキャスティングってあるんですよ。
そんなわけで「すごく楽しめる邦画」でした!オモシロかった!
オモシロかった!って言うタイプの映画じゃないんですけどね。
…
で、沢山あるであろうメッセージ性の中でひとつだけ思った事を書いちゃおうと思うんですが。
なんで、借金になったか?ってところ。それについて考えちゃった。劇中で説明はなされているんですけども。
こういうのって、コレまで長く続いた事の負の部分の行き着くところだと思うんですよね。こういう事を解決していくことも、これからの経済政策なんじゃないかなー。
って思っちゃいました。うまくやんないと、おんなじような事が沢山起こりそうだな、と。そうなったら保険金殺人どころじゃないよなーと思ったら。
ゾッとしました。今思ったんですけども。
でも、とりあえずは怪演を楽しみに行ってみては!?ですね。あと、瀧って歳とったデニーロに似てんなー!って思いましたwww映画をやってる時の瀧って「どんな役をやってても真人間の方の瀧w」だと思うのでステージみたいですよねー。