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DJであり作曲家の人のブログです。DTMの事を書いたり、イベント告知したりします。友達は大切にしような。

ギ!ミッシェルガン・ヒルアンドン

サルカニ合戦ヤバい。考えてみたらすごいヤバい、の巻

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今日たまたま「サルトル来日」的な見出しの文章を見つけてしまいました。

僕はこの人の実存とかアンガージュマンとかよくわかんないですが、この人の名前を見かけると、ちょっと前に亡くなったレヴィストロースさんとの論争の事にアタマが行ってしまいますので、ちょびっと文化人類学みたいな事について考えてました。学生の頃の教授が超面白い人だったんですよ。授業で七人の侍を見せるとか、あ、それだけだと面白くなさそうですけど、文化人類学でああいうのを見せるって言うのが面白いじゃないすか。こわー。や、あんまり怖がらないでください。

なんで哲学っぽい話をしてるんですかね?ネクラみたいじゃないですか。いいのです、考えにふけっていたのですから。

その流れで連想ゲーム的に色々と調べてみると「差異」とか「交換」とかいう単語が出てくるわけです。

特に「交換」については心の琴線にビンビン来ましたよ。熱い。

交換って言うのはオレの理解では「価値が均等でなければ発生しない」わけです。多分。

そして同じものでも発生しなくて「優劣ではなくて差異」がなけりゃ発生しないわけですよね。そりゃそうです。考えてみれば1円玉と1円玉を交換しても意味がないわけですから。そんなのやるとしたらゴニョゴニョ…な事とか、貨幣自体にモノとしての価値が付いちゃってる場合だけだと思われます。

おそらくは経済活動の根本的なところなんでしょうなー。遠くまで出かけて行って物々交換をするって言うのはそういう事だもんな。コメと魚を交換してくれい!っていうやつ。

そういった基本的なところを端的に表しているのが「わらしべ長者」ですよね。ああいうのが基本的な事だとしても「まず出来ない」っていうのがすごい事なんですけど。っていうか強運の持ち主でもありますね。あんなに条件のいいトレードが連続して向こうからやってくるとかウルトララッキーボーイですよ。Oh.Mr. Warashibe.

そしてあの話のすごいところは「全員ハッピー」であること。誰も不幸になってないはず。すげー。ウルトラハッピーピープルか。

度重なる幸運をお話にもりこみながら、原理を教えてくれるとても面白い寓話かと思います。あと「少なくとも歩いて行かないと幸運もやってこないよ」っていう教訓にもなりますかね。

そんなわけで、わらしべ長者。とてもハッピーな話だと思います。

しかしね、オレは別のお話の事を考えていたんですよ。

「さるかに合戦」っていうんですけど。

ありゃすごいですね。バッドエンドだもん。勧善懲悪の話とはいえバッドエンドだもん。最後のお猿のやられかたとか下手すりゃマフィア映画なんじゃないかと。すげーな。童話。基本的にものすごーい残酷だったりするもんな。残酷な話でキャッキャキャッキャ!すげー。

ですが、さるかに合戦の面白いところってのは後半の勧善懲悪のところではなくて、前半のところだと思います。

あの話ってさ…

本当は「お猿がトレードに失敗しました!」で済む話じゃないですか。

ところがお猿には暴力というか力があったもんだから、まあ、あんな事になってしまったわけです。おまけに自分もこてんぱんにされてね。暴力の連鎖ですよ…

ちょっと暗い感じになりかけましたが、ちょいと持ち直しましょう。あのバッドエンドを回避するにはどうしたらよかったか?

カニさんがお猿を雇って一緒に広大な柿の木の林とかを作るとか出来たら、これはハッピーな話になるわけです。ファンタジーの世界なので「雇う」とかでなくて「共同で」っていうのも良いかと思いますが、雇うって事にしといた方が現代っぽい感じがしますね。

あとはお猿に強奪行為を起こさせないようにする措置をするっていうところですかね。具体的には考えませんけど。

つまり、オレがこんなに長々と書き連ねて言いたかった事って言うのは「フェアである。しかし救済措置はある」という環境を整えるべきなんじゃないかな?ということ。当たり前っぽいけど。

お猿は「元々ずる賢い者」として描かれていますが、このお猿をチャレンジする人と捉えたら、色々と当てはまってくるじゃないですか。

こりゃもちろん一般論なので全ての状況に当てはまるわけではないでしょう。全てに敗者復活戦があるわけでもないですもんね…ま、諦めさえしなければ、ずっと敗者復活戦だとは思いますけど。

いやね、雇用の話とか色々あるじゃないですか。規制緩和とか。

規制は緩和してほしいところもあるが、きちっとしておいてほしい規制もやっぱりあるので、「サルカニ合戦のお猿」みたいなのを生み出さないような状況にしておいてほしいなー。

と思ったんです。ンガググ。

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